糖鎖

目次

糖鎖とは/糖鎖合成とは

糖鎖_イメージ

糖の最小単位である単糖が、グリコシド結合により鎖のように連なった物質が糖鎖です。その構造は多様であり、直鎖から分岐鎖までさまざまな形状のものがあります。

単独で存在する遊離糖鎖、たんぱく質と結合した糖たんぱく質、脂質と結合した糖脂質などの形で自然界に存在する糖鎖。糖鎖は、医薬品や食品、化成品などさまざまな分野で応用されています。当然ながら糖鎖の研究も盛んに行われていますが、扱いが難しい物質であることから糖鎖合成には高い技術が必要であるといわれています。

受託合成サービスを選ぶ際は、まず自社がやりたいことに合致しているのかを確認!
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糖鎖の受託合成の費用相場

糖鎖の受託合成の費用や相場に関する情報は確認できませんでした。依頼する際は、糖鎖の受託合成に対応した企業から直接見積もりを取る必要があります。依頼したい旨を伝え、受託合成にかかる概算金額を提示してもらいましょう。

糖鎖合成に対応している企業と合成の内容

糖鎖の受託合成に対応する企業をご紹介します。

ナード研究所

引用元:公式HP
https://www.nard.co.jp/

ナード研究所では、糖鎖および糖鎖誘導体合成において研究用の小スケールから製品化も視野に入れたスケールの検討まで対応可能です。

糖鎖合成

ナード研究所では分岐鎖を持たない直鎖状の糖鎖から、複雑な分岐を持つ糖鎖の合成にも対応しています。また、糖タンパク質のカスタム合成などを通して研究支援も行っています。

糖鎖誘導体合成

糖鎖誘導体の合成にも対応するナード研究所では、以下のような実績があります。

ナード研究所の参考情報

バイオロジカ

引用元:公式HP
https://www.biologica.co.jp/

バイオロジカでは、CreativeBiolabs社によるカスタム糖鎖合成サービスを提供しています。CreativeBiolabs社は糖鎖合成に関して豊富な経験を持つ企業。化学合成法、化学酵素合成法を用いてさまざまな糖鎖のカスタム合成(単糖、オリゴ糖、ヌクレオチド糖、糖脂質、多糖類合成、糖鎖抗原)に対応します。

また、修飾された糖鎖や安定同位標識された糖鎖の合成(2H、13C、15N、18Oなど)にも対応する他、各種分析機器を備え厳密な品質管理を行っています。

バイオロジカの参考情報

医化学創薬

引用元:公式HP
https://soyaku.co.jp/

医化学創薬の糖鎖合成および糖鎖誘導体合成の特長をご紹介します。

糖鎖合成

糖鎖の合成方法を適宜選択することにより、さまざまな糖鎖の合成に対応しています。糖鎖の合成方法は「完全化学合成法」「化学酵素合成法」の2種類。この二つの手法を使用する糖の組み合わせによって使い分けることで、多様な糖鎖合成が可能となります。

また、糖鎖の特定の位置を蛍光基やアジド基などで修飾することにも対応しています。

糖鎖誘導体合成

単糖のOH基を自在に修飾することで、糖鎖誘導体の合成に対応します。

医化学創薬の参考情報

薬研社

引用元:公式HP
https://www.yakukensha.co.jp/

【薬研社が提供する糖鎖合成】

薬研社の参考情報

フナコシ

引用元:公式HP
https://www.funakoshi.co.jp/

【フナコシが提供する糖鎖合成】

フナコシの参考情報

ペプチド研究所

引用元:公式HP
https://www.peptide.co.jp/

【ペプチド研究所が提供する糖鎖合成】

ペプチド研究所の参考情報

東京化成工業

引用元:公式HP
https://www.tcichemicals.com/JP/ja/

【東京化成工業が提供する糖鎖合成】

東京化成工業の参考情報

【その他糖鎖合成に対応する企業】

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