有機化合物

目次

有機化合物とは/有機合成とは

有機化合物_イメージ

有機化合物とは、炭素(C)原子を骨格の基本とする化合物の総称です。主に炭素と、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)などが結合してできています。炭素骨格を持つ化合物が有機化合物なのです。

ただし、一酸化炭素や二酸化炭素、炭酸塩、シアン化物などの一部の単純な炭素化合物は、例外的に「無機化合物」に分類されます。

かつて、有機化合物は「動植物など、生物の体内でしか作られない物質」だと考えられていました。しかし19世紀に、無機化合物から有機化合物(尿素)を人工的に合成できることが証明され、その定義は大きく変わりました。

現在では、生物の体を構成するタンパク質やDNAはもちろん、私たちの身の回りにあるプラスチック、合成繊維、医薬品など、自然界に存在しない人工的な物質であっても、炭素骨格を持つものはすべて有機化合物です。

このように、比較的簡単な構造の化合物(主に基礎的な有機化合物)を出発原料として、化学反応を組み合わせることで、目的とする新しい有機化合物をつくり出す技術を「有機合成」と呼びます。

多くの試薬や高度な技術を用いる現代の有機合成は、新しい医薬品や便利な新素材を生み出すために欠かせない重要な分野となっています。

受託合成サービスを選ぶ際は、まず自社がやりたいことに合致しているのかを確認!
受託合成の対応の幅が広い3社の特徴をまとめています。

有機化合物の受託合成の費用相場

有機化合物の受託合成の費用相場に関する情報は確認できませんでした。費用は有機化合物の受託合成の対応企業によって異なりますので、見積もりでしっかりと費用を確認する必要があります。そのため、複数の企業から見積もりを取り、費用を比較検討してみるとよいでしょう。

また、テクノプロR&D社のように、有機化合物の受託合成費用の金額や期間の事例を掲載している企業も見られます。費用が気になる方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

参照元:テクノプロR&D社公式サイト(https://www.technopro.com/rd/contract/lineup/organic/

有機合成に対応している企業と合成の内容

有機化合物の受託合成に対応する企業についてご紹介します。

ナード研究所

引用元:公式HP
https://www.nard.co.jp/

ナード研究所では、合成実験と理論計算による有機合成支援を行っています。合成実験と理論計算を併用することで効率よく研究開発を進められることができる他、相互作用により信頼性の高いデータの提供が可能です。

【ナード研究所が提供する有機合成】

ナード研究所の有機化合物合成のオプション

ナード研究所の対応サービス

ナード研究所の対応している合成方法

そのほかにも特殊反応や修飾、精製など、幅広く対応しています。

ナード研究所の参考情報

三栄化工

引用元:公式HP
http://san-eikako.com/

立体区別反応や鈴木カップリング反応などの合成技術や、薄膜蒸留を用いた精製技術を駆使し、有機化合物の受託合成を提供する三栄化工。三栄化工のおもな有機合成サービスは以下の通りです。

三栄化工では、小スケールの合成にも対応しています。

三栄化工の有機化合物合成のオプション

要問合せ

三栄化工の対応サービス

三栄化工の対応している合成方法

そのほか、ウィティッヒ、グリニャール、フリーデル-クラフト反応など幅広く対応しています。

三栄化工の参考情報

神戸天然物化学

引用元:公式HP
https://www.kncweb.co.jp/

神戸天然物化学では、過酸化物酸化などの酸化反応や接触水素化反応などの還元反応、金属水素化合物をはじめ、以下のような反応を伴う有機合成に対応しています。

神戸天然物化学の有機化合物合成のオプション

要問合せ

神戸天然物化学の対応サービス

神戸天然物化学の対応している合成方法

神戸天然物化学の参考情報

テクノプロ

引用元:公式HP
https://www.technopro.com/

有機化合物の受託合成を請け負う企業のひとつ、テクノプロの受託実績をご紹介します。

【テクノプロの受託合成の一例】

テクノプロの有機化合物合成のオプション

要問合せ

テクノプロの対応サービス

テクノプロの対応している合成方法

上記のほか、無機有機ハイブリッドコート剤のラボスケール合成、アミノアルコールの合成、ポリマーA誘導体の合成の実績もあります。

テクノプロの参考情報

参照元:テクノプロ「有機合成/材料開発領域における主な事例紹介」(https://www.technopro.com/rd/contract/lineup/organic/)

広栄化学

引用元:公式HP
https://www.koeichem.com/

広栄化学では、以下のような高度な技術を要する有機化合物の合成に対応しています。

広栄化学の有機化合物合成のオプション

要問合せ

広栄化学の対応サービス

広栄化学の対応している合成方法

広栄化学の参考情報

フナコシ

引用元:公式HP
https://www.funakoshi.co.jp/

【フナコシが提供する有機合成】

フナコシの有機化合物合成のオプション

要問合せ

フナコシの対応サービス

フナコシの参考情報

和研薬

引用元:公式HP
https://www.wakenyaku.co.jp/

【和研薬が提供する有機合成】

和研薬の有機化合物合成のオプション

要問合せ

和研薬の対応サービス

要問合せ

和研薬の参考情報

コスモ・バイオ

引用元:公式HP
https://www.cosmobio.co.jp/

【コスモ・バイオが提供する有機合成】

コスモ・バイオの有機化合物合成のオプション

要問合せ

コスモ・バイオの対応サービス

要問合せ

コスモ・バイオの対応している合成方法

コスモ・バイオの参考情報

有機化合物 受託依頼FAQ

Q. どんな解析データが付きますか?

A. 一般的には、^1H-NMR/^13C-NMR、質量分析(MS)、HPLCまたはGCによる純度確認データが提供されます。

場合によっては、融点、旋光度、元素分析(CHN)、IRスペクトルなども追加されます。必要な検証項目は事前に指定すると確実です。

Q. 価格は何で決まる?

A. 以下の要素に左右されます。

  • 合成ルートの難易度(工程数、収率、安全性)
  • スケール(mg~kgレベル)
  • 原料や試薬の入手難易度・コスト
  • 精製・分離方法の複雑さ(カラム、再結晶、多段精製など)
  • 必要なグレード(研究用/GLP/GMP)
  • 追加QCやドキュメント要件
Q. 納期の目安は?

A. 短工程かつ市販原料を用いる場合は、通常 2〜4週間程度が目安です。

多段階合成、希少試薬やスケールアップが伴う場合は数か月かかることもあります。GMP対応品ではプロセス開発やバリデーションも含まれるため、さらに長期化します。

Q. 最低発注量はありますか?

A. ベンダーごとに最低発注量や金額が定められている場合があります。研究用途では数十mg単位から受託可能ですが、GMP製造では数g~kg単位が多いです。

Q. どの形で納品されますか?

A. 通常は固体(粉末/結晶)でバイアル充填され、安定性に応じて冷蔵または冷凍で出荷されます。

液体試料、溶液調製、分注対応、無菌充填などの特別仕様も事前相談により可能です。

Q. ベンダー選定のチェックポイントは?

A. 以下の点を確認しておくと安心です。

  • 多段階合成や不安定化合物の合成実績
  • 品質システム(ISO、GLP、GMP)の有無
  • 提供データの網羅性と透明性
  • NDA、知財への配慮、監査対応可否
  • 納期遵守と柔軟なコミュニケーション
  • トラブル時の再合成・返金ポリシー
Q. qNMRによる純度分析は依頼できますか?

A. はい、多くのベンダーで対応可能です。qNMR(定量NMR)は内部標準法(ISO 24583/JIS)を中心に広く用いられる高精度な純度評価法です。高純度サンプルやCHNが難しい化合物で有効。外部標準法(PULCON/ERETIC)等の標準物質を同一試料に添加しない運用もありますが、参照測定や機器条件の厳密管理が必要です。

Q. 不純物や残留溶媒の確認は可能ですか?

A. はい、必要に応じてHPLC/GCによる不純物プロファイル、残留溶媒分析(GC)、残留試薬の確認などを行えます。医薬品原料や規制対象化合物では、これらのデータが必須となる場合もあります。

Q. 合成品の知財や所有権はどうなりますか?

A. 通常、提供された構造式や合成依頼内容に関する知的財産権は依頼元に帰属します。ベンダー側はNDA(秘密保持契約)のもとで作業を行い、データや合成ルートの権利も契約に基づいて整理されます。事前に契約条件を確認しておくことが重要です。

受託合成に対応する代表的な化合物について、こちらもチェック