1922年の設立から長きにわたる多様な試薬製造で蓄積された豊富な知見と技術を保有。一般的な反応はもちろん、高圧反応、多段階反応、蒸留精製やカラム分取、脱塩、凍結乾燥、GMP対応のキロラボなど、多様な製造設備を駆使して、さまざまな反応や精製に対応。幅広い分野のニーズに合った化合物の供給を行っています。
文献に記載のある化合物をはじめ、CAS番号のない新規化合物、製法がわからない化合物にも対応が可能。新規(未知)化合物の合成ルートの提案、合成条件の検討を行います。研究室で使用するサイズの少量合成Kgへのスケールアップも可能です。
東京化成工業には、ライフサイエンスやバイオロジー、糖鎖技術、マテリアルサイエンスなど、各専門分野の研究所が設置されています。そのため、多分野のニーズに応えられるほか、合成ルートの提案から分析までワンストップ対応が可能です。
在籍する研究員が積極的にコミュニケーションを取ってくれるので、スムーズに受託合成を進められるでしょう。
顧客の指定した品質や純度、規格に柔軟に対応してくれるほか、文献記載の化合物やCAS番号のない新規化合物、製法が不明な化合物も相談を受け付けています。
自社固有の製法をさらに最適化したい、精製品質を高めたいといったニーズに応えられます。99.5%以上の高純度化や金属低減化、低水分化、着色性不純物除去に対応可能です。多品目の試薬事業で培った多数の反応実績とノウハウを活かして、より適したプロセスや精製法を提案してくれます。
スケールアップ相談の際には不測の事態を想定し、安全性や再現性を考慮したプロセスを検討。その後の量産化がスムーズに進められるよう条件を整えてくれます。
東京化成工業は、100種、300基以上の製造設備を持っており、8,000Lの多目的反応装置や2,000Lの高圧反応装置など、大量製造に対応できる大容量の装置も有しています。希望の製品をキロレベルで製造できるほか、指定する製造条件で製造を依頼することも可能です。
大量製造できる工場は、プロセス開発を行う研究部門と同じ敷地内にあるため、合成から大量製造への移行がスムーズ。プロセスデータの再現からスケールの拡大まで、チームが連携して行ってくれます。
東京化成工業では、より専門的に研究・開発ができるように分野に分かれ、研究体制を整えています。 プロセス開発・改善(深谷技術研究所)、創薬分野(ライフサイエンス研究所)、バイオロジー分野(バイオロジー研究所)、糖鎖分野(糖鎖技術研究所)、機能性材料分野(マテリアルサイエンス研究所)に、各分野に集まったそれぞれの技術者が連携して受託サービスに対応します。また、日本だけではなく、アメリカ、中国、ベルギー等、世界に事業を設立していますので、グローバルネットワークが構築されています。
そのほか、多段階反応、高圧高温反応、フロー合成、 糖鎖合成、有臭化合物合成、 超低温反応、 水素添加反応、ハロゲン化反応、 昇華精製、低金属化、低水分化、蒸留などに対応しています。
ミリスケールからキロスケールまで対応しています。
東京化成工業の受託合成は、以下のような流れで進めます。
サービスの内容を知りたい、具体的な打ち合わせをしたいなど、要望がある際には、まずは電話かメール、または問い合わせフォームによる打ち合わせの申し込みを行います。
化合物が決まっていて金額や納期を知りたい場合は、見積依頼フォームによる受付も可能です。化合物名や弊社製品コード、CAS 登録番号、分子式、数量、純度などを記入し、連絡先情報とともに送信してください。
問い合わせ後、営業担当者より折り返し連絡があるので、対面やオンラインで打ち合わせを行います。打ち合わせは技術担当者も交えながら行うため、技術的な相談もスムーズです。
指定の規格や法規関連対応、SDSやBSE/TSE証明書など各種書類の用意が必要な場合も、打ち合わせ時に対応しています。
打ち合わせの際には、委託契約の有無にかかわらず機密保持契約が必要です。秘密保持契約の締結後に見積作成に入ります。
打ち合わせで確認した依頼内容にもとづいて、見積書が提出されます。見積書の提示段階までは、費用は発生しません。金額や納期を確認後、同意したら実際の契約に進みます。
発注は、自社で従来から行っている方法で発注できます。受託契約書を希望する場合は、自身で用意する必要があります。
100L~8000Lのものまで用意しています。
20L~1000Lのものまで用意しています。
100L~1000Lのものが用意されています。
また、上記以外にも濃縮器や乾燥機等の設備を保有しています。
参照元:[PDF] 東京化成工業公式サイト_製造反応実績
(https://www.tcichemicals.com/assets/brochure-pdfs/Brochure_ZZ005_J.pdf)
東京化成工業の創業は1894年。薬品を扱う事業者として創業されました。1944年、戦時中に疎開命令を受けて解散しましたが1946年、戦災を逃れた松本製薬所を東京化成工業とし、有機試薬の製造・販売を行うようになりました。
現在は研究開発用試薬をメインに、医薬品や化学品、電子材料など幅広い製品原料の提供をおこなっています。アメリカやヨーロッパ、中国、インドなどに拠店を構え、事業を展開しています。
受託合成に対応する代表的な
化合物「有機化合物」と有機合成とは?
本社所在地 | 東京都中央区日本橋本町4丁目10番1号 |
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受託合成関連会社 | 東京化成販売株式会社、TCIケミカルトレーディング株式会社 |
事業内容 | 研究開発用試薬を軸に、医薬品や化学品、電子材料など、多様な製品原料の供給 |
創業年 | 1894年創業、1922年設立 |
連絡先 | 03-5640-8851 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
公式サイト | https://www.tcichemicals.com/JP/ja/ |